沖縄は台風の印象が強いですが、地震と津波も起こりえます。 1771年には八重山・宮古で1万人を超える犠牲者を出した大津波が実際に発生しました。
土地勘のない旅行中は、地元の人以上に判断が難しくなります。 ここでは、公的機関が示している原則をそのまま紹介します。
揺れを感じたら
沖縄気象台は、屋内・屋外それぞれについてこう案内しています。
- 屋内では — 頭部を保護し、じょうぶな机の下など安全な場所に避難する
- 屋外では — ブロック塀の倒壊、看板や割れたガラスの落下に注意する
揺れがおさまってから、次の行動に移ります。
海の近くにいたら ── 警報を待たずに高い場所へ
ここが最も重要です。気象庁「津波から身を守るために」は次の原則を示しています。
- 強い揺れを感じたら、海辺から離れ、より高い安全な場所へ避難する
- 弱くても長いゆっくりした揺れを感じたら、同じく直ちに避難する
- 津波は見てから逃げるのでは間に合いません
- 津波は繰り返し襲ってきます。あとから来る波のほうが高くなることもあります
- 津波は「引き」から始まるとは限りません
沖縄気象台はさらにこう付け加えています。
- 「ここなら安心」と思わず、より高い安全な場所を目指して避難する
- 津波注意報でも、海水浴や磯釣りは行わない
- 警報・注意報が解除されるまで気をゆるめない
ビーチやマリンアクティビティの最中は、揺れに気づきにくいことがあります。 周囲の人が動き出したら、理由が分からなくても一緒に高い場所へ向かってください。
情報をどう受け取るか
日本語が分からなくても使える手段があります。着いた日のうちに用意しておいてください。
- 気象庁の多言語防災情報 — 警報・注意報が15言語で読めます
- Safety tips — 訪日旅行者向けの災害情報アプリ。緊急地震速報や津波警報が多言語でプッシュ通知されます。 JNTOの案内ページから辿れます
スマートフォンには緊急地震速報が自動で届きます。大きな警報音が鳴っても慌てず、 まず身の安全を確保してください。
緊急連絡先
- 警察 110 / 消防・救急 119
- 海上での事故・救助 118(海上保安庁)
- ジャパン・ビジター・ホットライン 050-3816-2787 — 24時間・多言語対応
ホテルにいるとき
- チェックイン時に非常口の位置を確認しておく(地震に限らず有効です)
- 高層階にいるときは、エレベーターではなく階段を使う
- ホテルのフロントは、避難先を案内してくれる最も近い窓口です
日本のホテルは耐震基準を満たして建てられています。 揺れている最中に慌てて外へ飛び出すより、屋内で頭を守るほうが安全な場合が多いです。 ただし、海の近くにいて津波のおそれがあるときは別です。高い場所への移動を優先してください。
避難する場所について
日本では、「避難場所」と「避難所」は別のものです。
- 指定緊急避難場所 — 危険が迫ったときに、命を守るために逃げる先
- 指定避難所 — 危険が去ったあと、しばらく滞在する施設
さらに沿岸部には、高台への避難が間に合わない場合に緊急的に逃げ込む 津波避難ビルが指定されている地域があります。
滞在先の市町村の案内やホテルの掲示、緊急時リンク集から確認できます。 迷ったときはホテルのスタッフか、周囲の人に聞いてください。
このページで扱っていないこと
地震の発生状況や津波警報は、このサイトでは扱いません。 必ず公式の最新情報で確認してください。 避難するかどうかの判断は、気象庁の警報と、滞在先の市町村が出す避難情報に従ってください。 迷ったときは、安全側に行動してください。